ほぐし屋ツルを開業した当初、ひどく腰が曲がったお婆ちゃんが来られました。色々とご苦労があり女手一つでお孫さんを育てられました。毎日自転車の後ろにお孫さんを乗せて保育所へ送り、それから仕事へ向い仕事を終えるとまた、保育所の迎えでご自分の事は後回しになり多忙の極みだったそうです。気が付いた時には腰が曲がって痛みを伴うようになり手術をしましたが痛みに悩まされていました。ここまで腰が曲がってしまうと中々ほぐしも大変です。80歳過ぎと言う年齢の事もあり優しくマッサージする他ありません。

ある日、お婆ちゃんに頼まれて外科病院に付き添いました。その病院の診察券を探し出すまでに沢山の病院や整形外科、接骨院等のカードがトランプのように次から次から出てきていかに、身体の痛みに耐えられず病院を梯子されたかがよくわかりました。病院の受付で看護師さんに手渡された用紙の人形に身体の痛みのある箇所を赤く色鉛筆で塗りつぶしてくださいと言われ、私が代わりにお婆ちゃんが言う痛みの場所を赤く塗りつぶしていたら全身が真っ赤になってしまいました。

LINEで送る