あの日のボクへ
夕日がオレンジ色でとても綺麗な日でした。
その当事私は、とある治療院で働いていました。仕事帰りに車を運転していると前方の道路際で自転車2台が倒れていて小学3、4年生くらいの男の子がもう一人の男の子に馬乗りになって頭を叩いているではありませんか!私は危険を察知し車から降りて注意をしました。馬乗りになって叩いている子はドラエモンで言う『ジャイアン』のような腕白な子供で下敷きになって叩かれている子供は『のび太くん』のようなヒョロっとした背の高い子でした。叩いていた子供は何やら捨て台詞を浴びせてその場を立ち去り、叩かれていた子供は顔を真っ赤にして泣いていました。私はそのボクに『いじめられていたの?』と聞くとボクはうなづきました。話を聞くと、いつもいじめられてとても辛いと言うのです。私はボクに言いました。『自分を守れる者は自分しかいないんだよ』って。『こぶしをギュッと握ってやめろ!』と言うだけでも効果があるんだと。『今、くやしい?』と聞くと、ボクは『くやしい』と。ならば、その気持ちを忘れずに勉強でもスポーツでも何か自分に自信が持てることでいつか、さっきの苛めっ子を見返してやろうね!と言うとボクはみるみる真剣な顔つきになり『うん!』と返事をしてくれました。
あの日は夕日のオレンジが街を染めてとても綺麗だったことを覚えてます。
あれから、7年が経ちましたがあの日のボクは高校生くらいになったでしょうか?
ボク、元気にしてますか?
あの日、私は黙っていられずにお節介なことを言いました。ごめんね。
ボク、何か見つかりましたか?
まだ、何かを探している最中かもしれませんね。
いつか、ボクに合った、ボクがキラメク何かを見つけられることを願います✨
1つの言葉が放射線状に広がって雲間から光がふり注ぐ≪天使の梯子≫のように多くの子供たちを照らして勇気づけることができたら幸いです✨